結論:使い方で選ぶのが正解
ANAマイルとJALマイルは、どちらかが一方的に優れているわけではありません。「どこへ・どのくらいの頻度で飛ぶか」によって使いやすさは変わります。まずは結論から確認しましょう。
海外旅行・出張が多い人。世界最大級のスターアライアンスで行き先の選択肢が広く、繁忙期を避ければ変動制を逆手に取って割安に発券できます。
国内旅行・短距離が中心の人。国内線が固定制で必要マイルを読みやすく、6,000マイルで国内往復できる「どこかにマイル」など使いやすい企画が充実しています。
ANA・JALマイル 基本スペック比較
「使いやすさ」を決める3つの要素
マイルの「使いやすさ」とは、貯めたマイルをどれだけストレスなく特典航空券などに変えられるかです。次の3つの観点で比べると、自分に合うプログラムが見えてきます。
① 特典航空券の取りやすさを比較
特典航空券に必要なマイル数は使いやすさの核心です。JALは区間固定制で必要マイルが読みやすいのに対し、ANAは2023年以降の変動制で繁忙期は高く閑散期は安いという違いがあります。以下はエコノミー往復のおおよその目安です。
| 路線・企画 | ANAマイル | JALマイル |
|---|---|---|
| 国内線(近距離・例:東京〜大阪) | 片道3,000マイル〜(変動制) | 片道6,000マイル〜(固定制) |
| 国内おまかせ企画 | トクたびマイル(対象路線が割安) | どこかにマイル(往復6,000マイル) |
| 日本〜ハワイ | 40,000マイル〜(レギュラー) | 40,000マイル〜 |
| 日本〜ヨーロッパ | 55,000マイル〜(レギュラー) | 52,000マイル〜 |
国内線は必要マイルが固定で計画しやすいJALに分がありますが、ANAも「トクたびマイル」を使えば対象路線を片道3,000マイル台で発券でき、時期を選べば割安です。海外長距離はヨーロッパでJALがやや少なめ、それ以外はほぼ互角です。
② マイルの貯めやすさを比較
飛行機に乗らずに日常生活で貯める「陸(おか)マイル」のしやすさも重要です。JALはPontaポイント・dポイントと相互交換できるため、日常の買い物からマイルへの導線が太いのが強み。ANAはANA Payや提携クレジットカードの種類が豊富で、決済まわりの自由度が高めです。
| 貯め方 | ANAマイル | JALマイル |
|---|---|---|
| 提携クレカ還元率 | 0.5〜1.0%(カードにより異なる) | 0.5〜1.0%(ショッピングマイル・プレミアム加入で2倍) |
| 共通ポイント連携 | 各種ポイント→マイル交換が必要 | Ponta・dポイントと相互交換 |
| 独自決済サービス | ANA Pay | JAL Pay |
| フライトボーナス | 区間マイル+クラス・会員ボーナス | 区間マイル+搭乗ボーナス |
普段からPontaやdポイントを貯めている人はJALが圧倒的に貯めやすく、クレカ決済を1枚に集約したい人はANAの選択肢の多さが活きます。
③ 提携ネットワークの広さを比較
マイルは自社便だけでなく、加盟アライアンスの提携航空会社の特典航空券にも交換できます。ここは世界最大級のスターアライアンスを擁するANAが優勢です。
| 項目 | ANA(スターアライアンス) | JAL(ワンワールド) |
|---|---|---|
| 加盟航空会社数 | 世界最大級(多数) | 主要社が加盟 |
| 主な提携社 | ユナイテッド航空・ルフトハンザ・シンガポール航空 ほか | アメリカン航空・ブリティッシュ・エアウェイズ・キャセイパシフィック ほか |
| 就航地の広さ | 行き先の選択肢が幅広い | 北米・欧州・アジアに強い |
あなたはどっち向き?タイプ別診断
- 海外旅行・海外出張の頻度が高い
- 行き先の選択肢の広さを重視する
- 繁忙期を避けて旅程を柔軟に組める
- クレジットカード決済を1枚に集約したい
- スターアライアンス系の上級会員を目指したい
- 国内旅行・帰省など短距離が中心
- 必要マイルが読みやすい固定制が安心
- 「どこかにマイル」で少ないマイルで旅したい
- 普段からPonta・dポイントを貯めている
- 少額からマイルを使い切りやすさを重視
マイルを「使いやすく」する3つのコツ
よく乗る航空会社にマイルを集中させる
ANAとJALの両方に分散すると、どちらも特典航空券に必要なマイルに届かず有効期限切れになりがちです。自分の生活圏の空港・よく使う路線に強い方へ集中させると、最短で特典航空券に届きます。
特典航空券は予約開始と同時に動く
特典航空券は座席数に限りがあり、人気路線・繁忙期はすぐ埋まります。ANA・JALとも搭乗の約330日前から予約できるため、旅程が決まったら予約開始日にすぐ押さえるのが使いこなしの基本です。
ポイント→マイルは使う直前にまとめて交換
共通ポイントやクレカポイントは、マイルに早く換えるほど36ヶ月の有効期限カウントが進みます。必要マイル数が見えてから「まとめて交換」する方が、失効リスクを抑えられて使いやすくなります。
マイル比較の基礎知識
航空会社の国際連合。ANAはスターアライアンス、JALはワンワールドに加盟し、提携社の特典航空券にもマイルを使えます。
貯めたマイルと交換できる航空券。マイルの使い道として還元率が最も高くなりやすく、マイル活用の王道です。
ANA国内線は需要で必要マイルが変わる変動制、JAL国内線は区間で決まる固定制。読みやすさはJAL、割安狙いはANA。
飛行機に乗らず日常の支払いやポイント交換で貯めるマイル。JALはPonta・dポイント連携で貯めやすさに強み。
ANA・JALとも獲得から36ヶ月(3年)。期限切れで失効しやすいため、貯めるより「使う計画」が大切です。
ANAの「トクたびマイル」、JALの「どこかにマイル」など、少ないマイルで旅行できる独自企画もチェックを。
よくある質問
ANAマイルとJALマイル、結局どちらが使いやすいですか?
一概にどちらが上とは言えず、ライフスタイルで変わります。世界最大級のスターアライアンスを背景に海外路線の選択肢が広いANA、国内線特典航空券の必要マイルが固定制で読みやすく「どこかにマイル」など使いやすい企画が豊富なJAL、という違いがあります。海外旅行が多い方はANA、国内旅行や短距離フライト中心の方はJALが使いやすい傾向です。
ANAマイルとJALマイルの有効期限はどちらが長いですか?
ANA・JALともにマイルの有効期限は獲得から36ヶ月(3年)で同じです。どちらも貯めたマイルは3年以内に使い切る前提で計画する必要があります。クレジットカードの上位グレードや一部の提携サービスでは実質的な有効期限延長の仕組みがある場合もあります。
国内旅行が中心ならANAとJALどちらがおすすめですか?
国内旅行中心ならJALが使いやすいという声が多いです。JALは国内線特典航空券が区間固定制で必要マイルが読みやすく、6,000マイルで国内往復ができる「どこかにマイル」が人気です。一方ANAも変動制ながら閑散期は片道3,000マイル台から取れる「トクたびマイル」があり、時期を選べば割安に利用できます。
海外旅行が多い場合はANAとJALどちらが有利ですか?
海外旅行が多い方はANAが有利になりやすいです。ANAが加盟するスターアライアンスは世界最大級の航空連合で、ユナイテッド航空・ルフトハンザ・シンガポール航空など就航地が幅広く、特典航空券の行き先の選択肢が豊富です。JALのワンワールドもアメリカン航空・キャセイパシフィックなど有力社が揃い、ヨーロッパ路線で必要マイルがやや少ない傾向があります。
マイルは飛行機に乗らなくても他社ポイントから貯められますか?
はい、どちらも陸(おか)での獲得が可能です。ANAは提携クレジットカードやANA Pay、各種ポイント交換でマイルを貯められます。JALはJALカードの「ショッピングマイル・プレミアム」で還元率を上げられるほか、Pontaポイント・dポイントと相互交換できるのが特徴で、日常の買い物からマイルを貯めやすい設計です。
※本記事の情報は2026年6月時点のものです。必要マイル数・サービス内容・提携先は変更になる場合があります。最新情報は必ずANA・JALの公式サイトでご確認ください。
※特典航空券の必要マイル数は座席数・シーズン・路線により変動します。表内の数値はおおよその目安です。
※当サイトは情報提供を目的としており、特定の航空会社・クレジットカードへの加入を推奨するものではありません。